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hsgn氏による映像(BGA)作品"Vanishing Point"の公開から4ヶ月後、
母体となるBMS"Le Petit Prince (from Adansonia)"が、plugout4 FINAL-PHASEで公開された。
Adansoniaの分解と再構築によって生まれた"星の王子さま"は、どのようにして作られたのか。
リミキサーのcubesato氏とのプチ対談、やりました。

※"Vanishing Pointのインタビュー記事がwhite-screenに掲載されています。併せてどうぞ。
"正方形のビジュアル・ポエトリー。"CUT&PASTE"優勝作家、細金卓矢監督BMSビデオ「Vanishing Point」"

作品のテーマは?

cubesato テーマは、タイトル通りサン=テグジュペリの"星の王子様"です。
Adansoniaそのもののテーマ(自然の破壊と再生)とも共通してると思います。
包括してるというか。

制作のきっかけは?

siratama 年初めの頃、昔のFLASH作品が無性に見たくなって検索していたら、
ピロシキ氏の"FUN"というモーショングラフィックス作品を見つけまして。
アーケードゲームをモチーフにした映像作品なんですが、
これがもう、音と映像の噛み合いが最高に気持ちよくて。


http://pilozhki.web.fc2.com/FUN.html
siratama そこからWhiteCrest(cubesato氏の所属するユニット)を知って、
是非、"FUN"のBGMをBMS化させてくれないか、とメールしたんです。
しかし、BGMの元データが紛失してしまったとの返信が。
すべてオーバーダブしているため、トラック別のファイルが存在しない、と言われて。
cubesato うん。今のPC以前の曲データを紛失しちゃってるんです。
siratama で、最初のskypeの打ち合わせで、remixはどうだろう?という話が上がったんです。
cubesato あ、そうか僕から言ったんでした:)
siratama ですです
僕結構、もうあかんかなーと思ってたので、
キターと思ったんですよ。うれしかったです。
cubesato それは良かったです。

製作の過程は?

cubesato 先ずはAdansoniaへの理解を深める為に原曲を聞き込みました。
歌詞とかタイトルの意味とかコード進行とかもろもろ。
そうこうしている内にバオバブの木と歌詞の内容から星の王子様を連想して。
siratama 確か、原書(Le Petit Prince)を購入されたんですよね。
cubesato そうです、買いました。
新潮文庫の文庫本です。
星の王子さま (新潮文庫)
サン=テグジュペリ
新潮社
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siratama それを読んで、イメージをふくらませたんですね。
cubesato そうそう。で、同時にAdansoniaの編曲の面白さを、
自分のリミックスで台無しにしてしまいそうと感じていたので、
全く違う曲を作る事の許可を、siratamaさん経由でとりました。
siratama そして、実際のリミックス製作に着手した。
cubesato そうですね。先ずはサンプリングしようと思っていたので、
トラック毎にデータをもらって、BPMの解析とかコードとか調とか調べました。
それが解ったら、コード進行と雰囲気は歌詞の内容と本から決めていたので、
その後原曲の好きな部分やコードの都合上合う部分を取ってきて、
先ずサビ部分を完成させました。

その後僕の友人の梅林くんにイントロのギターを頼んで、それを元に編集、
最後にアウトロの部分にキラキラ星を入れたといった感じです。
siratama あ、イントロのギターは、新録だったんですか!
cubesato そうですよ:)
イントロ部分でいうと、メインのカッティングギターの後ろで鳴っている、
アルペジオのギター音とかが原曲になります。
siratama 当初はギターのイントロは入っていなかったのですが、
イントロを入れることで、世界観がさらに広がったように感じました。
cubesato そうでしたね、siratamaさんにもメールを何度か送ってアドバイスを聞きつつの制作でした。
ゲームとして気持ち良い曲にするためにどうするかとか
結構真面目に話していた気がします。
siratama 真面目でしたね。:)
cubesato ははは

苦労したところは?

cubesato 原曲のアレンジが面白くて、そこへの理解が大変でした。
コード進行とかポップかつ難解だったので。
あ、あとは地味にソース元とBPMが違うところとか。
siratama かなり遅くなってますね。
cubesato はい。(音自体の)尺が長くなる分、少し苦労しました。
siratama 音をかなりカットアップしていますね。
cubesato してますね、残響音を意図的に出したり出さなかったりで
タイトな演出が出来たり心地よくしたりと、その辺は好きなところです。
siratama キックをわずかににズラしてあったり、
ところどころにこだわりが伺えました。
cubesato それも好きなところですね。
siratama ただ、BMS化する際に分解能が足らず、
wavの始点にわずかな無音を挿入しましたね。
そんな事態、滅多にないと思います。w
cubesato ははは:)しましたしました!
siratama どれくらいの細かさでしたっけ。
cubesato 128分3連符の1音符分くらいだったと思います。
あれを入れたらグルーヴが心地よくなりましたね。
siratama ほんのわずかな調整であんなにも聞こえ方が変わるとは驚きました。
結果、妥協のない完成を達成できたんですね。

最後に

siratama 映像・音・ゲームの3つを揃えることで、
とてもリッチな作品を生むことができました。
また機会を作って、一緒に作品を作りたいですね。
cubesato 良いですね、ぜひ。
siratama ( ^3^)人( <=) ハイタッチ
cubesato ははは。右の人、顔どうなってるんですかそれ?
siratama <  =
口 目
cubesato なーるほど。

クレジット


cubesato
映像作品とのコラボレーションを中心に活動するミュージシャン。
カットアップした音を暖かみのあるトラックに融合させ、独自の世界観を生み出す。
CDアルバムやFLASHイベントへの参加・BGM制作など意欲的に活動中。
代表作:"EMDCR"、"Hello!"

WhiteCrest / オカチヒロ氏とのユニット
cubicroom / 個人HP

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